2018年12月20日
あなたが持つネガティブな感情、そこにはよりよく生きるヒントがあるのかも。
その感覚って私たちが生きていく上で、実はけっこう大事なことなのかもしれませんよ。
アメリカで行われたある心理学の実験。それは高いストレスを抱えた学生に日記をつけさせるというものです。ただしその日記に書かれるのは良いことではなく、日頃抱えた悩みや悪態を感情のまま書くというものでした。その後日記を書いたグループと書いていないグループを比較すると、日記を書いていたグループの成績がアップしていたというのです。
心理学では「エモーショナル・ディスクロージャー」というのですが、これはネガティブな感情を話したり書いたりすることで、自分の感情を認識し整理することを言います。
私ちが抱くネガティブな感情というのは、押さえ込んだり無視をするのではなく、ちゃんと向き合い表出させることも必要なのです。もちろんその場で素の感情を出すわけにはいかない場合もあるでしょう。そうした場合、後で愚痴でもなんでも気のおける人と話をすればいいのです。
そして人によっては気軽に話せないような悩みや問題を抱えている場合もあるでしょう。そんな時は是非カウンセラーを頼って欲しいと思います。カウンセラーはあなたのあるがままを受け入れてくれる聴き手のプロフェッショナルです。どんな内容でも決して批評も否定もせず、真剣にあなたの話を聴いてくれるでしょう。
Posted by nerclinic at 23:20│Comments(0)
│心療内科